2003/05/03 (土)

2003/05/03 (Sat)

サウンドカード買ってきた
前々から買うといってたProdigy 192。まったく何の苦労もなく動いてしまって嬉しいやら、悲しいやら。PCは少し苦労したい派なので、すんなり動いちゃうと肩すかしを食らったみたいでナントモ。

ま、そんなわけで買い換えたのでした。

えー、感想。

オンボードのモノに比べ確実に音がマイルド(?)になっている感じ。とりあえず数日使ってからまた感想を。

ボクはある病に冒されている
なにか予定があるときに限って、創作意欲が湧きに湧き、結局寝る時間を逃して、睡眠不足で事に臨むことになる、という病に。

頭悪いね。

↓の糞駄文からしても頭悪いから、もう治らないね。

もうダメぽ。

気分が悪くなるだけで、内容など無い駄文
※読むだけ時間の無駄です。あと脳みそが腐ります。ご注意。

ふと、テレビの中身が気になりドライバーを片手に取って分解を始めた。中にはみつしり((c)京極夏彦)と基盤、よく分からぬ機械、綿埃が詰まっていて、どこから手を付ければよいか悩んだが、適当にいじっていたら基盤の一つがもげ落ちて、それからというもの楽しいくらいにらくらくと分解出来るようになった。

小一時間ほどして、テレビはプラスチックの箱と、なにやら分からぬ基盤と、綿埃となった。ボクは満足して、テレビだったソレをそのままに床に入り寝た。

夕暮れ時にはたと目が覚めて部屋を見渡すと、分解したはずのテレビはまるで魔法でもかかったかのように、傷一つ無く、テレビとしてボクの部屋にあった。狐につままれた気分になって、はて、と首をかしげたが、考えれば考えるほどわけが分からなくなったので、考えないことにした。

何かを考えると頭の後ろがジワジワと痛む。

ずいぶんと前から何か考え事をしようとすると、後頭部が何かに圧迫されたような鈍い痛みにおそわれるのだ。そして目の焦点が合わず部屋が二重、三重、四重になっていき、気づくとボクの部屋はまるで嵐が去った後のような荒れ具合で、目の具合がおかしかった時にいったい何が起こったのだろうと、何度も思い出そうとするのだけど、それは叶わなく、そのことを思い出そうとすればするほど、また目の焦点がズレていき、もう何が何だか分からなくなり、大声を上げて暴れ回る。そうして隣の住人に壁をどつかれて、その音で、ボクは正気に戻る。

こんな症状が起き始めてしばらくして。

頭がおかしい。

と、妹に言われた。ごめん、と謝ると、妹は、もううちに帰ってこないで、とボクに冷たい言葉を吐きかけた。母親は憔悴しきった顔で、金は毎月送金するから、と言い、一度もボクと目を合わそうともせず、ただただうつむいているばかり。

ボクの居場所はない。

かつて通っていた病院は、ボクからなけなしの金をむしり取ったあげく、もう来るな、とボクを突き放した。役所に行くと、またあなたですか、と冷たく言い放ち相手にしてくれない。

町に出れば人々の視線が痛くて仕方ない。何度も何度も妄想だと家族や友人に言われたのだが、やはり、人々はボクを観察していて、ヒソヒソとボクの悪口を言っているのだ。目が合えばかならず彼らは目をそらすし、後ろを振り向けば、必ず誰かがボクを見ているのだ。まるで、これは、そう、監視ってやつだ。なんでだか分からないが、ボクは待ちの人たちに監視され続けている。

過去一度インターネットを通じてボクのこの危機を訴えたことがある。しかしインターネットの人々は町の人々とまるでいっしょで、ボクを笑い蔑み決してボクの味方になってくれる人などいなかった。ボクは見せ物小屋の奇人みたく扱われて、酷く傷ついて、やるせなくて、何度も何度も泣いた。

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分解したはずのテレビ。荒れ放題だったボクの部屋は、すごく小綺麗で本当に何もなかったかのようにあった。何かを考えると疼く頭も、今日はそんなこともなく、気持ちも晴れやかだ。自分にいったい何が起きたのだろう。ボクを包み込んでいた狂気という狂気が、今日という日を境に霧散してしまったように思える。もしかしたらボクは正気に戻ったのかもしれない。
家族にそのことを報告してたまらなくなり、着の身着のままで外に出ようと、かごに入れておいた部屋の鍵を手に取った刹那。

ボクの部屋は歪んだ。

青や緑、ピンク……。色とりどりなシミが壁に浮かんでくる。どこもかしこもぐるぐると渦巻いて、この世とは思えぬ恐ろしげな、ドロドロとした音とともに、ボク自身が畳を突き抜け地中深くに沈んでいく。そして同時にボクの心も沈んでいき、目の前も意識も真っ暗になって……

目が覚めると、ボクの部屋はボクの部屋だった。いつもの、薄汚く、荒れきった、いつもの、部屋。でも、いつもと、違う。

部屋には妹と母親と主治医と死んだはずの父、会ったこともない人たちが沢山。皆はボクに罵詈雑言を浴びせてくる。キチガイとか死ねとかクズとか聞くに堪えない悪口。悪口。悪口。いるはずのない人たち。ボクは、これは妄想だ、幻覚だ、幻聴だ、と自分に言い聞かせる。けれどいっこうに彼らは消えず、ボクに毒のような真っ黒な言葉を吐きかけてくる。そしてまたボクの心は沈んでいく。どこか分からぬ真っ暗な世界へと。
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じくじくと痛む頭。目の前には雨漏りで出来たシミの広がる天井。オレンジの、強烈な西日が窓から差し込んでいた。先ほどの出来事は、夢なのか、幻覚なのか、現実なのか分からなくて、混乱して、叫んで、壁を叩かれて、嘘をついて大量にもらった精神安定剤を口に含んで、噛み砕いて、吐いて、吐いて、吐いた。苦く渋い科学的な味と、吐瀉物が混ざり合って、その気持ち悪さに、また吐き気を催す。そして、晴れぬ暗く重い気持ちを吹き飛ばそうと、大声を上げ、そしてまた壁を叩かれる。

ボクの日常というのは、非日常でありながら、やはりボクにとっては日常であって、日常であり、日常なのだった。

現実と幻覚と妄想が、子供のパレットの上の絵の具のように、色とりどりにグチャグチャと境無く混ざり合い、時に分離し、また混ざり合う。色は果てしなく黒に近いながらも、どの色の特色も併せ持ち、時に虹のように美しく、時にあらゆる世界の最低最悪の汚物よりも醜い。ボクの心の色だ。
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サイレンが鳴り響く。ボクの家の周りが騒々しい。いったい何事だと外に出ようとした矢先、ボクは警察官らしい男たちに囲まれた。彼らの言う話によると、ボクの隣人――いつも壁を叩く――男が部屋で変死体になってみつかったという。死後一ヶ月は経過しており、他殺の可能性が高い、と彼らは言った。
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おかしいな。今回の妄想はいっこうに覚める気配がみえない。いつもなら何事もなかったように、ボクは部屋で目を覚ますはずなのに、今回に限っては、この冷たく暗い鉄格子の部屋から出ることは、できない、みたいだ。

おかしいな。

……寝よう。そうすれば、いつかきっと、また、あの日常が、戻ってくる、はずなんだから。
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書いた自分で言うのもアレなんだが、もうホントにワケワカラン。思いつくままに推敲もなしに書くというのは、やっぱいかんなあ。

寝よ。明日は秋葉原で買い物じゃい。