2003/11/20 (Thu)
●アジアハイウエー1号線の起点は東京に 日本の参加決定(朝日)
東アジアからユーラシア大陸を経てトルコへ至る国際道路網「アジアハイウエー」計画への、日本の参加が決まった。18日までバンコクで開かれた国連のアジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の専門家会合で採択された政府間協定に盛り込まれた。日本の参加で、これまで「韓国・釜山」だった大動脈1号線の起点が「東京」になる。
(中略)
本はこれまで、専門家を派遣するなど協力してきたが、路線指定には未参加だった。しかし今回、「アジアでの日本の存在感を重視した」として参加を表明。東京が起点となる1号線は、福岡、釜山、北京、ニューデリー、カブールからイスタンブールに至る。日本国内では東名、名神など既存の高速道路が指定される見込みだ。
福岡→釜山ってことは釜山までは海底トンネルか対馬海峡に馬鹿でかい橋を建てるってことなのかな。なんにせよ相当なお金がかかるな。どれだけ日本が費用を負担することになるんだろう。100%負担とかじゃあないよなあ(馬鹿馬鹿しい)。
しかし、個人的に海洋国家という利点のある日本がわざわざ大陸に陸路を造るというのが解せない。トンネルの規模によるけど、何らかの有事が発生した場合陸からの侵入が可能になってしまう点は大きい気がする。まあ、トンネルないし橋を壊してしまえばそれまでだけどね。
あと流入してきた外国人の管理をより厳正にするような社会状況になると思うね。欧州での移民問題みたいな、国内の労働者が職を失い、より低賃金で働く外国人が職を得る。結果的に国内の外国人労働者への不満が高まる……。あー、より不景気になりそうな気が。
それとも道路が完成した暁には、逆に日本人が韓国や中国に出稼ぎに行く、という風になっていくんだろうか。それはそれでなんだか切ないな。