2004/08/05 (木)

貯まったDVD消化日

Snach
ノリやテンポの良さ、映画の構成がパルプフィクションとよく似ている。共にギャングモノだし、馬鹿さ加減も似た感じ。下品だけどスタイリッシュ且つクール。

面白かった。

登場人物がいちいち癖が強く個性的なのも良い。
下品で暴力的な作品に抵抗がない人ならオススメしたい映画。

Gattaca
遺伝子操作により優れた遺伝子を持った人間がエリートとして扱われる近未来SF。その世界で劣等遺伝子を持つ主人公が、優性遺伝子を持つ人間の遺伝情報を「買って」その人間に成り代わり、夢である宇宙飛行士を目指すのだが……。

派手なアクション等はほとんどなく、物語のテンションは常に低めだが、ある殺人事件を契機に息をつかせぬサスペンスへ。

個人的に優性遺伝子を持ちながら人生に絶望し主人公へ遺伝情報を売った「友人」が非常によかった。悲しい人物なんだけどね……。

スパイダーマン
娯楽映画としては非常に良く出来ていたと思う。

スパイダーマンの中の人は超人ではあるが、非常識なほど強いわけじゃないし、敵側も同様。その分派手さはないが、ギリギリの線でリアリティを感じる作りになっていた気が。
アメコミだとヒーローは精神的な面で打ちのめされたり、葛藤したりすることが多いんだが、この作品も他聞にもれずオーソドックスな展開。人間臭いがそれがヨイ。

基本的に楽しい映画だったけど、ヒロインの性格に難アリなのが残念な点カナ。劇中だけで付き合う男が合計4人(※スパイダーマン&ラストシーンの告白含む)も居るのはドウナンダロウ?
あとヒロイン役の人、愛嬌はあるんだけど美人じゃないんだよね。「隣の幼馴染」だから、逆にリアルな容貌でよい……のか?

ところでスパイダーマンといえば画・池上遼一、作・平井和正の漫画版スパイダーマンがあるんだけど、アレ、ど〜なんだろ。舞台が日本だし、敵が先輩やら身内だったりするらしいし、めちゃ読んでみたいんだけど……。
ううむ。買うべきナンダロウカ。買って後悔はしなさそうだが、若干財布の中身がお寒いのがニントモ。

Chicago
全編ミュージカルな作りの映画。
内容はダンサーに憧れる殺人犯のヒロイン、ヒロインの憧れの的だった殺人犯の女、死刑囚たちを無罪へと導く強欲な弁護士……そして三者の広告戦争……といった感じ。

音楽やダンスは詳しくないのでナントモなんだけど、観ていて普通に面白かった。歌の内容が結構くだらないのもヨイ。死刑囚の説明に一歌。弁護士登場に一歌(歌の内容は「金はいらない。愛をクレ」で歌の合間に挟まる映像では「弁護の報酬は$5000ハラエ」と皮肉ってて笑った)。
内容に派手さはないが十分楽しめる作品だと思う。

ただ少し眠くなるのが難点。